東京でボイストレーニングを!
吉祥寺 調布の専属!ボーカル教室 TIPPLE
青木です^^
さて、いい機会なので、
シンプルにレコーディングというものの流れをブログにしようかと思います。
よく聞く言葉ですが実際の録り方が想像出来ない人もいますよね?
本当に簡単にですが紹介したいと思います。
まず、やり方が大きく変わった時代がありました。
それは1発録りと言って、楽器の人たちもボーカルの人たちも一斉に演奏します。
ですので、やり方としては限りなくライブに近いです。
なので誰かがミスをしたり、毎回ニュアンスが変わるといったことが起きてました。
この時代の音源はテンポも一定でないものがよく見られます。
しかし、この録り方はまさに音楽であり、
「正しい」ではなく、「良い」を追求するスタイルでもありました。
しかし1967年(確か。。)にオーバーダビング、多重録音というものが広く浸透し始め、
レコーディングはがらっと様変わりしました。
要するに陸上でいうセパレートコースのような各々バラバラに走る感じです。
まず最初にクリックというものでテンポを出す。(機械なのでずれない)
それを聞きながらまずはパーカッション(だいたいドラム)
クリックとパーカッションを聴きながらベース
それらを聴きながら上物(ギターやピアノなど)
そして、カラオケのように完成されたオケを聴きながらボーカル
こうやってバラバラに録るようになりました。
やはりメリットは細かく直していけるところでしょう!
個々のベストなものを録音出来ますし、クリックが基盤なのでズレない。
今でもこだわって1発録りをする方もいらっしゃいますが、
近年、ほとんどがこの手法で録られます。
そしてバラバラの音をそれぞれお化粧して1つにまとめるミックスダウン。
最後に1つにまとまったものに更にお化粧をするマスタリング。
これでやっと音源はで上がるのです。
最近は以前より少なくなったかもですが、
ゲネプロなんてのもあって、
これをリハーサルする感じなので2倍手間がかかっていました。
考えはそれぞれですが、
個人的には完璧を目指すのは音楽の真意でもない気がするんです。
なので、私はやはりライブが好きです。
ここ最近はどんどんレコーディングも進化していき、
ミスは機械で直せるようになりました。
その代わり人気のあるアーティストの方でも、
無機質な演奏を見ることが多くなったのはとても残念です。
でもそれも時代です。
そしてすぐにまた変わっていくでしょう。
自分が衝撃を受けた時代の信念を心に秘め、
ミュージシャンは奏でるのです。
私は人間らしい音楽をし続けることが信念の一つです。
それでは
青木