歌がグンと深くなる2大要素をお教えします!

こんにちは。

ボイストレーナーの青木です。

似顔絵って全てのところを繊細に書くと言うより特徴を上手く捉えられていると良い感じの似顔絵になりますよね?

実は歌にも同じところが言えるのです。

今日はそんなお話です。

このブログを読んで自分の歌いたい曲にも当てはめてみて下さい。

自分の歌を良い感じに仕上げるヒントになりますよ。

まず最初に認識して欲しいのは、歌の情報量は限りなく膨大と言うことです。

テクニックなどはまだ分かり易いですが、例えばここは優しく歌おうとかの加減は一言で優しいと言っても無限大です。

そう言う意味では同じ歌は二度と歌えないのです。

それはプロであっても同じです。

ライブで音源と全く一緒には歌っていないですよね?(もちろんライブ用にアレンジされていることも多々あります)

では、そんな膨大な情報量の中から何をピックアップすれば良いのか?

それは、2点に分けて考えると分かりやすくなります。

まず1点目は、先ほど言った大きなテクニックを見つけることです。

ビブラートはしゃくり、フォールやフリップなどです。

これは聴いていても比較的分かり易いです。

中には細かいのもあって難しいかもしれませんが、是非よく声を聴いて分析してみて下さい。

そして2点目が難しいのですが、実はこれが、その曲っぽくなったり、メロディの力を十分に発揮出来るかを決めます。

それは「特徴的な抑揚」を捉えると言うことです。

歌は本当に細かく取ると、一音一音どころか一音の中にすらいくつもの細かいニュアンスの変化があります。(本人でさえ無意識の部分も沢山あります)

それを全部再現しようとしたら途方もない作業になります。

なので大切なのは、その中から「特徴的な抑揚」を見つけることです。

そんなこと言っても分からないよってなると思います。

確かにそれは慣れてきていないと難しいです。

ボイストレーナーはこう言うところを的確に捉えてレクチャーします。

だから歌唱指導は大きな効果があるのです。

ですが、すぐにでもやってみたいと言う方へ。

この3つを意識して聴くことで、「特徴的な抑揚」を見つけやすくなります。

・歌の出だしを意識して聴く

・歌の語尾を意識して聴く

・母音で歌っているところを意識して聴く

です。

歌の出だしは、例えばしゃくっているのかフォールしているのか、フラットなのか?

スピーディに入っているのかスローに入っているのか?

歌の語尾処理はどこまで伸ばしているのか、テクニックが使われているのか、最後にどんなニュアンスで終わっているのか?

母音で歌っているところ(例えば「空」を「そおら」など)をどう歌っているのか?

なぜなら母音の部分でクレシェンド、デクレシェンドが行われたり、うねりを作ったり出来るからです。

特に日本語は子音がアクセントの言語なので、母音にアクセントを置いているところを見つけるのは難しくないと思います。

この3つの部分を注意深く聴くと人によっては、ずっと聴いてきた曲なのに、思ってたフレーズと全然違ったなんてこともあるかもしれません。

もちろん何でもかんでも一緒にするのが良い訳ではありません。

ただ、ここら辺までの分析はしつつ、自分らしさを出す、あるいはしっかりニュアンスを押さえて楽しんだり勉強したりするのは、とても有意義だと思います。

いかがでしたでしょうか?

あ、ここは気にしてなかったなってところがあれば是非実践してみて下さい。

そして最後に、この分析作業は一見なかなか面倒なように見えます。

特に最初は少し時間がかかるかもしれません。

ただ、この分析力も何曲かやっていると早く分析出来るようになります。

是非チャレンジしてみて下さい。

分からない時は是非TIPPLEを訪ねてきて下さいね。

それでは!

吉祥寺・渋谷・調布のボイストレーニングスタジオ TIPPLE

青木

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