発声練習で上手く発声出来ても、歌になると崩れてしまう理由

こんにちは。

ボイストレーナーの青木です。

 

春になったなと思えば意外に寒い日もあり、なかなか服装の選び方が難しいですね。

皆さん、季節の変わり目による体調変化にはくれぐれもお気をつけ下さい。

 

発声練習で上手く発声出来ても、歌になると崩れてしまうってことは結構あります。

経験ある方もいるのではないでしょうか?

今日はその原因についてお話していきます。

 

発声練習で上手く出来た発声を歌に繋げられない理由は主に3つです。

①メロディや滑舌は歌の方が圧倒的に複雑

②マイクに向かって歌ってしまうことで発声が崩れる

③歌と発声練習は別物だと思っている

この3種類べつの対処方法を紹介していきます。

 

まず、1つ目のメロディや滑舌は歌の方が圧倒的に複雑についてです。

これは想像しやすいと思いますが、発声練習にも難易度がありますが「マママー」みたいなシンプルな発声練習も多くあります。

この練習で発声が上手くいっても、歌になると活かせないってことはよくあるのです。

対処方法は、どこかをシンプルにしていくことです。

リズムが早くて複雑なら、テンポを落として歌ってみる。

発声が上手く出来ないのは、子音が入ることで発声が複雑になっているのが原因と言うこともよくあります。

ですので、母音のみで歌ってみる。

なんなら「マママ」だけで歌ってみる。

などなど。

これを試すと苦手なものが出てきて、歌になると発声が崩れる原因を作っているものを突き止めることが出来ます。

 

2つ目のマイクに向かって歌ってしまうことで発声が崩れることも多いです。

これは、本当に多い。

マイクに向かって歌ってしまうと、喉が締まったり遠くに飛ばせずこじんまりとなってしまいやすくなります。

マイクに向かって歌うのではなく、歌っている声をマイクが拾うと言う意識をもつと良いと思います。

 

3つめの歌と発声練習は別物だと思っている、もかなり多いです。

歌になると途端に自分の癖で歌ってしまいます。

理由は様々ですが、抑揚や感情や色を歌に乗せようとしてと言う理由は多いと思います。

そうすると当然発声は崩れます。

無機質な歌に感じてしまっても、発声練習と同じようにのまま歌ってみて、慣れてきたら抑揚や感情をのせて歌ってみると良いと思います。

 

いかがでしょうか?

自分はこれかなと思うことがあれば、この対処方法を試してみて下さい。

 

それでは!

吉祥寺・渋谷・調布のボイストレーニングスタジオ TIPPLE

青木

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