こんにちは。
ボイストレーナーの青木です。
今日は番外編です。
私が誰かのお仕事で助けられた話です。
それは、私のお気に入りの焼肉屋さんでの話です。
以前から、味もサービスもとってもお気に入りなお店なんです。(更にリーズナブル)
ここで、私は仕事って素晴らしいなって思う出来事に遭遇できたのです。
今日はそんなお話。
ありがたいことに忙しくさせていただいております。
ただ、やはり色んなこともあり疲れてしまう時だってあります。
その時も本当に心身共に疲れており、明日戦えるかも自信がなくなってしまう夜でした。
仕事が終わって、なんとか最寄り駅に辿り着きました。
くたくたが過ぎると食べる体力がなくなるものです。
アレはなかなか怖いですよね。
疲れているのに、食べ物が喉を通らない感じ。
それで、どうしてもあのお店のクッパが食べたくなったのです。
ただ、その焼肉屋さんは4人掛け以下の席はなく、肉を食べる体力もありません。
夜も遅めだったので、空いてたら入れるかなとは思いました。
しかしお酒も呑めない状態ですし、私は売り上げにならない客です。
断られたら、ここから更に気分が落ち込んでしまうことがその日はキツかったのですが、どうしてもクッパが食べたくて、思い切って行ってみました。
受付で、クッパだけ食べたいのですが難しいですか?
と聞いたら、もちろん大丈夫です。
と、快く通してもらえました。
席は空席もあり、これならとホッとしました。
そして、運ばれてきたクッパを食べたときの救われたような、肩の力がばっと抜けたような感じは今でも覚えております。
実は辛いことが重なっていたのですが、本当に不思議ですが、それからどんどん改善に向かうのです。
ああ言うのは本当に不思議です。
帰りに店長らしい方がお会計してくれたので、
空いてる時間帯を狙ってくるので、またクッパだけに食べに来るとかでも良いですか?
と聞いてみました。
そしたら、店長さんは、
そんなこと言わず、どんな時間帯でも遠慮なくクッパだけでも食べにいらしてください。
と言ってくれたのです。
さっきも言いましたが、このお店は4人掛けからの席しかありません。
更に席数も少ないお店なのです。
しかも、平日でも満席ばかりのお店です。
この言葉を言うのは簡単なことではありません。
売り上げをかなり落とす可能性のある言動です。
良いですよと言うのではなく、私のお願いを更に超えて、いつでも来て下さいと提案してくれる。
この心意気に私はどれだけ救われたか。
心身共に疲れている時は、人の優しさが何より効くのです。
大切な仲間や家族ではなく、お仕事でもそれが出来る。
仕事って素晴らしい面も沢山あるなと思います。
そして、そんなこと言われた私は、私の仕事で誰かを救いたいと、心のどこかで思いながら仕事に臨む。
あたり前のことですし、とても素敵な流れになります。
これこそ仕事の真髄な気がします。
だいぶ前の話ですが、このことをお店の人に伝えたいなあって思いながら、こういうところはシャイな私は、まだ言えてないのです。
いつか伝えられるといいなあ。
世界は誰かの仕事で出来ている
缶コーヒーのCMでしたっけ?
良い言葉だ。
それでは!
吉祥寺・渋谷・調布のボイストレーニングスタジオ TIPPLE
青木