こんにちは。
ボイストレーナーの青木です。
アメトーークを最近、録画してあまり見てなかったので一気見するのが1日の終わりの楽しみです。
2020年大事芸人?すごいカオスでしたね。
面白かった。
見たって方、ぜひ語りましょう。
さて、今回の生徒さんはこんな悩みを抱えております。
「ミックスボイスになってしまう」
ん?って思った方も多いのではないでしょうか?
なぜならミックスボイス、みんなが習得したくて練習しているのに。。
本日は、ミックスボイスになってしまうって悩みもあるよってお話。
まずミックスボイスとは平たく言えば、地声と裏声の両方の筋肉を使い、声帯の形を地声と裏声が混在した形にして出す声のことです。
はい、ややこしいのでだいたいこんな感じで言います。
「地声と裏声を混ぜた声」
ちなみにこの言い方は賛否両論あります。
今日の焦点はミックスボイスではないので、ひとまずこれでいきましょう。
さて、このミックスボイス、出来るようになると音域がグッと上がるので習得したい方が多いのです。
キーが高くて歌えない歌が歌えるってことですからね。
やはり魅力的ですよね。
しかし、今回の題名はこれです。
「ミックスボイスになってしまう」
これはどういうことでしょうか?
ミックスボイスが出来たら良いんじゃないの?
実はこの生徒さんはここで悩んでます。
「裏声(ファルセット)を出したいのにミックスボイスになってしまう」
そうなんです。
純度の高いファルセット(裏声)を出すときは地声の筋肉を使いたくないのです。
透明感がなくなって輪郭を持ってしまうのです。
練習している曲はKing Gnuの「白日」。
激しい曲ですが、Aメロやサビの最後や他の部分でもとても綺麗なファルセットで歌ってます。
ここの部分がどうしてもファルセットでなくミックスボイスになってしまいます。
地声の筋肉が混ざってしまうのです。
これって実は意外とやっかいでして、もはや癖に近い気がします。
これを取り除くには、ほんとそれぞれの対応が必要です。
この生徒さんの場合は響かせる位置が課題になっております。
あと、声と息のバランスですね。
まだもう少しかかりそうですが、Aメロは綺麗になりました。
サビの最後が難所なんですよね。
高いキーなのですが優しく透明感を出したいので。
これが今後の課題になるでしょう。
いかがでしたか?
ミックスボイスにならないようにしないと、いけない時もあるのです。
歌で大事なのは、使いたい時に使えるテクニックを増やすことだと思います。
強いばかり良い訳ではありません。
そんなところに注意して歌を聴くと面白いかもしれません。
それでは!
吉祥寺・渋谷・調布のボイストレーニングスタジオ TIPPLE
青木