曲のキー設定はすごく難しいのです。解決策も一つ提案します!

こんにちは!

ボイストレーナーの青木です。

 

本日もまた変な夢を見ましたー

いや、災害だとかそう言う怖いのではなく、普段見なさそうな夢を見るってことです。

しかも、なかなかリアリティある夢なんですよねえ。

夢占い、、、

よし、やめとこう!笑

 

今日は曲のキーの相談を受けた話です。

ちょっと面白い解決策も提案させていただきます。

 

この生徒さんもほんとかっこいいバンドやっているのです。

バンドと言えばオリジナル曲ですよね。

オリジナル曲ってある意味全て自由なのです。

メロディもコードも歌詞もアレンジも歌い回しも。

 

そして

キーもです。

キーって実はめちゃくちゃ大事なのです。

 

カラオケで言うプラスいくつにするかって話です。

一瞬だけ専門的になりますが、カラオケのプラスマイナス1は半音上がるか下がるかです。

「ド」が「レ」になる訳ではありません。

プラス1は「ド」が「ド#」になります。(ピアノの黒い鍵盤のところです)

ウンチクついでに覚えていって下さい。

 

戻ります。

 

さあ、そのキーですが、重ねて言いますがこれが本当に大切。

キーが低いとロックだと物足りなくなったり、逆に高くなり過ぎるといっぱいいっぱいに聴こえてしまったり。

でも、敢えて声を張らない音域で設定するのも手です。

ここの設定が曲のイメージをガラッと変えます。

特に歌は半音上下しただけで全然別物になる場合もあります。

 

カラオケで原曲に設定し忘れて、なんかすごい物足りない感じになった経験ある方もいるのではないでしょうか?

ここが曲のイメージを決定付けるのです。

 

更に、ちょっと踏み込んでいくと、バンドなのでギターやベースもそうです。

これは想像出来ない方は、そんなもんなんだねと流して下さい。

 

ギターとベースはピアノと違い、音が順序よく羅列していない楽器なのです。

なので、キーを下げ過ぎると、一気に高いところでフレーズを弾かないといけなくなったりするのです。

これは、脱線するので説明はここまでにします。

一言で言えば、キーは、バンドの色んな兼ね合いが関わるって覚えてもらえればオッケーです。

 

さあ、正にそのキーで悩むこの生徒さん。

今回は歌のキーが焦点です。

本人の良いと思うキーと、バンドメンバーの良いと思うキーが違うそうなのです。

これは意外と悩ましい問題です。

 

早速聴かせてもらいました。

なるほど

本人の気に入っているキーはしっかり張っていてギリギリのところで歌っております。

バンドメンバーの気に入っているキーは少し音域に余裕があります。

 

もちろん正解はありません。

ただ、私の個人的な意見はバンドメンバーの気に入っているキーの方が良いと思いました。

理由は生徒さんの良い感じの歌声がトップ(一番高い音)で聴けたからです。

 

これは完全なる持論ですが、歌い手自身の判断だと、ターニングポイントより、少しキーを高く設定しているケースが多いなって思います。

キーがギリギリの方が、一生懸命歌ってる気分になりやすいからなのかなと考えたりしますが。

 

なので、これは答えではなく一つの提案ですが。

物足りないくらいのキーで歌ってみて、それを録音してみてください。

歌って物足りない 聴いて物足りない

これならばキーを少し上げてみましょう。

これを繰り返しながら少しずつキーを上げていくとこうなるキーがあります。

歌ってちょっと物足りない 聴いたら良い感じ

これが出てきたら、そのキーか前後プラスマイナス1がベストかもしれません。

 

もちろん、これが完全な答えではありません。

ライブごとにキーを変えるのだって間違いではありませんし。

ただ、このやり方は主観と客観のジャッジが同時に行えます。

私としてはオススメです。

 

カラオケのキーで悩んでいる方もこれは当てはまると思います。

主観だけだと、高く見積もってしまっているかも。

ちょっと試してみても面白いと思います。

 

まあ、これを踏まえてギターやベース担当との対決もあったりするのですが。。

 

ただ、この話にいつも入りきれないのはドラマーです。笑

 

最後に、

ジョンレノンはこう言いました。

ロックはキーだ

もしかしたらロックで一番重要なものはキーかもしれませんね。

 

それでは

吉祥寺・渋谷・調布のボイストレーニングスタジオ TIPPLE

青木

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

吉祥寺・渋谷・調布のボイストレーニングスタジオチップルの教室情報や、読むだけで歌が上達するための知識など発信していきます。

目次