バンドはかっこいい音を潰しあってしまうこともあるのです。そこがまた面白い!

こんにちは!!

ボイストレーナーの青木です。

 

バンド活動している生徒さんもTIPPLEには多く在籍しております。

この生徒さんもalcatrickってめちゃかっこいいバンドやってます。

是非チェックしてみて下さい。

Twitter↓

       @alcatrick_16     

 

今日はバンドならではの相談を受けた話です。

 

高校一年の頃から教えてるこの生徒さんも大学二年。

本当にずっとやりたかったバンド活動が始まりノリに乗ってます。

感慨深いです。

今年は飛躍の年になるでしょう。

 

LIVEも精力的にやってるのですが、今回はある相談を受けました。

今年に入ってからLIVEで歌いにくくなった

前はもっと抜けて自分の声が抜けて聴こえてたのに

とのこと

 

LIVE、特にロックバンドのLIVEだと本当に音は大きいです。

そのため発声が崩れるって言うのはよくある話なのです。

 

早速発声を見てみました。

しかし、そんなに発声は崩れてなかったです。

 

去年と今年入ってからのLIVEの動画があると言うので見比べてみました。

そしたら原因が分かりました。

 

今年に入ってからのLIVEは楽器とボーカルのHz(ヘルツ)が被っていたのです。

なんのこっちゃですよね。

大幅に省いて説明すると、ヘルツとは周波数です。

1秒間に何回振動するかってものなのですが、この回数が少ないと音は低く、多いと高くなります。

だから皆さん、声を高く出したり低く出したりしてますが、これはヘルツを変えて声を出してるってことになるのです。

神業です。

 

そして、このヘルツは同じ振動数同士が当たると、こもった感じになってしまうのです。

お互いがお互いの音を潰しあってしまうようなイメージです。

今年に入ってバンドの音作りを変えたのか、楽器とボーカルがかなりピッタリな勢いで被っておりました。

本来音作りはお互いこのヘルツを被らないようにすると良いのです。

しかし、みんな自分がかっこいいと思う音だけを追求してしまうと、ヘルツが被ってしまうことってよくあります。

これがバンドの音作りの難しくも楽しいところです。

 

面白いのはこの生徒さん、重低音がかっこいい声をしているので、ベースと被っておりました。

普通はギターかキーボードだったりするんですけどね。笑

さすがです。

 

そんなこんなで今日もLIVEみたいなので、上手くいってるといいなって願ってるところです。

来週のレッスンで聞くのが楽しみです。

それでは

吉祥寺・渋谷・調布のボイストレーニングスタジオ TIPPLE

青木

 

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