こんにちは。
ボイストレーナーの青木です。
歌を習い始めると、こんな言葉に惹かれる方もいるのではないでしょうか?
「弾き語り」「ギターボーカル」「ピアノボーカル」
今日はギターに焦点を当てます。
実は「弾き語り」と「ギターボーカル」には違いがあります。
この違いとそれぞれの楽しさを書いていこうと思います。
写真の生徒さんは、今回から本格的にギターのレッスンが始まった生徒さんです。
実はまだ弾き語りではありません。
TIPPLEが月1でやっている「セッションナイト」と言う、生徒さんみんなでセッションしようぜってワークショップがあります。
ギターに挑戦したいからと始まったギターレッスンなのです。
しかし、きっとと言うより必ず、弾き語り(もしくはギターボーカル)したくなるのではと踏んでおります。
本当に初めての楽器って最初大変ですよね。
自分で弾いて初めて分かる「ギタリストすげえ」
実感したみたいです。
今回はエレキギターです。
伝説のパンクロックバンド、ラモーンズの「電撃バップ」を練習しおります。
と言うことは、バンドのギタリストから派生してボーカルもやりたくなったら、おそらく「ギターボーカル」になります。(ギタボってやつです)
「エレキギターギターボーカル」に必要なことはなんでしょうか?
それは「彩り」だと思っております。
私は音楽を説明する時によく、「絵」に例えます。
絵は、まずアウトラインを書いて、絵の具で色を付けますよね。
形や土台を決めるこのアウトラインはバンドではドラムとベースです。(意外とアコースティックギターも)
そして、キーボードやエレキギター、そしてボーカル。
これらは、絵で言えば絵の具なのかなと思います。
曲を彩る絵の具です。
なので「エレキギターボーカル」はどちらも曲を彩る役目が強く入ります。(アウトラインの役目を果たす時もありますが)
なのでアウトライン達をよく聴いて演奏することが大切です。(と言うことはもちろん歌もです)
敢えて「エレキギターボーカル」と書いたのは、アコースティックギターの場合はアウトラインの役目を担うことが多いからです。
このみんなと作る音楽に彩りを添えることって、とても楽しいのです。
では「弾き語り」はどう違うのでしょうか?
弾き語りとは「一人で全ての役目を兼ねる」
これが重要です。
こう考えれば分かりやすいです。
一人でバンドになる
手が足りないよって話は置いときます。笑
弾き語りをする時は「ベース、パーカッション、ハーモニー」
この3つをギター1本で出さなければなりません。
ギターにはベースを担う弦があります。(6弦5弦または4弦)
そして、パーカッションのようにストロークをする。(ギターを弾くこと)
最後に、コードは和音ですのでハーモニーになります。
この3つを同時に意識することで、弾き語りは一人でバンドになるのです。
一人で行うので、曲の抑揚などは縦横無尽です。
自分の心がそのまま伝わる感覚、これが弾き語りの楽しさの一つなのではないでしょうか?
いかがでしたでしょうか?
同じギターを持って歌うことではあるのに、その役目に違いが大きくあることに気付けるはずです。
もし、ギターボーカル(ギタボ)をやってる方、もしくはこれから始めたいって方がいましたら、意識して練習してみて下さい。
あ、私も加藤先生もギターレッスンも出来ます。
加藤先生はベースも教えられますよ。
ちなみにベースボーカルは本当に難しいです。
音楽が更に楽しくなりますように
それでは
吉祥寺・渋谷・調布のボイストレーニングスタジオ TIPPLE
青木