喉が不調な時は、意外な注意点があります!

こんにちは!

ボイストレーナーの青木です。

 

最近セルフィーをたくさん撮っているのですが、写真撮るの苦手なんですよねえ。

今日のはまだ笑えてる?

普段はめちゃうるさいのですが、写真は苦手なんです。苦笑

このブログを通して、写真にもう少し慣れたいところです。

 

歌を歌っていると、ちょっとした喉の不調も気になったりするもんです。

時に、その気になることそのものが発声の改善を妨げていることもあるのです。

 

今回は風邪を引いてからなかなか声が戻らなくなってしまった生徒さんのお話です。

声が不調の時にお役に立てる記事です。

 

 

声の調子が戻らないと相談を受けました。

おー、それはそれは

と思い、早速ジャッジするためのボイストレーニングを始めました。

 

確かに、発声はしっかり出来ている時にカスれる感じがあります。

これは確かに炎症しているようです。

 

ただ、1点気になりました。

 

それは、響きの移動が固まってしまっていること

これは説明すると、もはやレクチャーの領域に入ってしまいますので置いておきます。

響きの移動が固まると高音域や低音域に移行した時に、喉が締まりやすくなります。

 

そうです。

喉が不調だと少しでも喉を守ろうとして発声が固まります。

そこから発声が崩れたり、守ろうとして逆に喉を痛めてしまうこともよくあります。

今回は響きの移動が固まっていることにより、高音域の出し方がブレてしまっておりました。

こんな時だからこそしっかり、柔軟に発声していくことが大事なのです。

 

息をしっかり通して、響きの移動を柔軟に発声する(初めての方には分かりづらいですよね。すいません)

これが今回は大事でした。

 

そのままレッスンを進めてこれがだいぶ改善されてくると、レッスンの始めには出なかったキーが出てきました。

ただ、炎症を起こしているのも事実。

ここを上手くケアするには、響きの移動をしっかり発声すること。

そして、低音域で発声すること。

 

声の調子が悪いと出なくなった高音域をたくさん発声する方が多いですが。

それはあまり良くありません。

そんな時は低音域で少しずつ発声していくと良いです。

低音を出そうとすると、実は声帯は緩まります。

そうすることでほぐすのです。

そして、声帯が緩むと、発声により多く息を使います。

それにより喉の湿度を高められます。

風邪の菌などを追い出す器官に繊毛ってやつがあるのですが、この繊毛、乾燥していると機能しなくなるのです。

 

なので、湿度を上げることは免疫を高め、喉を守ることに繋がります。

これを重点的にレッスンして今回は終了しました。

このまま調子が戻ってまた楽しく歌えるよう、また次回も集中して様子を見ようと思います。

 

今、調子が悪いなって方がいましたら、低音でのウォーミングアップ、ぜひやってみて下さい。

普段歌っている曲を1オクターブ下げて歌うのもありですよ。

お試し下さい。

 

それでは

 

吉祥寺・渋谷・調布のボイストレーニングスタジオ TIPPLE

青木

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