
こんにちは。
ボイストレーナーの青木です。
歌の向上には色々なところを上達させることが大切です。
中でも蔑ろにされやすいのがリズムです。
しかし、リズムは何より大切だと言っても過言ではないのです。
今日はその理由を説明していきます。
歌の上達と言うとこんなことを思い浮かべるのではないでしょうか?
歌える音域を上げる、声量を上げる、音程の精度を上げる。
ここら辺から練習して、なかなかリズムのトレーニングにはいけません。
しかし、リズムのトレーニングと言うのはこれらのトレーニングよりも重要だと私は考えます。
なぜなら、せっかく広がった音域も、大きくなった声量も、音程の精度も、リズムが崩れてしまうと台無しになってしまうからです。
逆に言うと、リズムが良いと少し音程等が崩れていたとしても、そんなに気にならなかったりするものです。
しかしリズムのレッスンがないがしろにされるのには以下の理由があるのではないかと思っております。
それは目に見えないと言うことです。
音域ならば目に見えて結果が分かりますし、声量が上がったのもすぐにわかります。
もちろん音程もわかりやすいです。
しかし、リズムと言うのは出来ている人にはとても明確に分かるのですが、まだ感覚をつかめてない方には違いすらわからなかったりするものです。
なので、リズムの練習をしても意味あるのかなと、なかなか練習が進まなかったりするのです。
レッスンをする時も、今から教える事は最初理解しづらいかもしれないけれども、理解したらとても成長できるので信じてレッスンしてくださいねと伝えます。
そして、できるようになると歌が格段に上達します。
私のリズムトレーニングは、リズムの取り方とグルーヴの取り方に分けて練習します。
目に見えないからこそ教えるのも難しいのですが、ここだけはぜひみんなに感覚をつかんでもらいたい項目なのです。
それでは!
吉祥寺・渋谷・調布のボイストレーニングスタジオ TIPPLE
青木