こんにちは。

ボイストレーナーの青木です。

 

今回は写真がなかった訳ではありませんよ。笑

前回撮り忘れて以前の写真を載せた際、今まで載せられなかった写真載せていくのもいいなあって思ったからです。

先日のブログ同様、秋ライブの写真です。

イベントのときって沢山写真撮るのですが、ブログなどを何回も書くことは出来ないので、ご紹介出来ない写真が多く眠っているのです。

なので、これから以前の懐かしき写真も載せていこうと思っている次第であります。

写真に対してお題も出していこうと思います。

今回の写真は弾き語りの写真です。

弾き語りやアコースティックセットだから使えるマイキングがあるのです。

マイキングとは何かを知りたい方、バンドをやられている方必見です。

 

まず、マイキングとはなんでしょうか?

マイキングとは、「どうやってマイクの使い方を使うか」と言うテクニックのことです。

え?マイクの使い方知らない方なんているの?

なんて声が聞こえてきそうですが、声をどうやってマイクから出すかってことではありません。

実はマイクとは、口からの距離、角度などでスピーカーから出てくる声がかなり変わってくるのです。

これを上手く使いこなすテクニックが「マイキング」です。

 

このマイキングはロックバンドよりもアコースティックセットバンド、弾き語りの方が色んなテクニックが駆使出来るのです。

何故なのかは簡単です。

それは、音が大きくないからです。

中音(なかおと)と外音(そとおと)言う言葉が存在します。

中音とは、ステージの上で聴こえている音のことです。

ちなみに外音とは、お客さんが聴いている音のことです。

 

ロックバンドを始め、音が大きいバンドはやはり中音も大きくなりやすいです。

マイクとは、声をひろうだけの楽器ではありません。

他の音もひろってしまいます。

なので、大きい音のバンドのボーカルはマイクを口になるべく近づけて歌わないといけないのです。

これを「オンマイク」と言います。

中音が大きければ大きいほど、オンマイク意外のマイキングが制限されます。

 

と言うことは、音が大きくなければマイキングは幅が出ることになります。

マイクから少し離れて歌うと、声の反響などもひろってくれるため、オフマイク独特の空気感を表現出来るのです。

角度でも変わってきます。

このようにマイキングを駆使することは、ライブでの歌の表現がとても豊かになるのです。

TIPPLEのレッスンでも、マイキングのレッスンを取り入れてます。

声そのものを鍛えるのも大事ですが、マイキングが上手く出来ないとお客さんにその魅力が届けきれません。

アコースティックや弾き語りは、このマイキングテクニックの幅が広いので、ぜひ意識して活用してもらいたいと思います。

 

最後に、気付いた方もいるかもしれませんが、先ほど「中音」と敢えて説明し書いたのには理由があります。

ロックバンドと言えども中音の作り方によっては、大きな音を使うバンドでもマイキングの幅を持たせることは可能なのです。

中音を小さくしても外音がしっかり出ていれば、お客さんには迫力ある音が届けられますので。

もちろん、そういう手もあるってことで、あくまで一つの手です。

それと大きなステージになるほど、楽器隊の距離が離れ、音が重ならないのでマイキングをしやすくなるってこともあります。

ほんと、その場その場の対応も求められるマイキング。

面白いです。

この記事でマイキングに少しでも興味を持っていただけたら幸いです。

 

それでは!

吉祥寺・渋谷・調布のボイストレーニングスタジオ TIPPLE

青木