こんにちは。

ボイストレーナーの青木です。

 

さあ、本日もレッスンが続いております。

今日はとても良い天気でしたね。

昨日は信じられない寒さでしたが明日は暑いみたいです。

温度差、くれぐれもお気をつけください。

 

さて、今回の生徒さん、先日初めてのレコーディングをしてきたそうです。

今日はレコーディングが身近になって変わったことを紹介します。

 

TIPPLEでもたびたびレコーディング実習しておりますが、なかなか難しいのです。

レコーディングなんて聞くと音楽を本格的にやっていないとご縁なさそうですが、そんなことありません。

今の時代、ほんとに誰にでも気軽に音楽が作れるようになりました。

そして、やれるようになったことで、プロミュージシャンたちがいかに凄いかも伝わりやすくなったって声もよく聞きます。

それって面白い目線ですよね。

 

今日はレコーディングの歴史の話ではないので、細かくは言いません。

が、レコーディングは時代時代で変わってきたのです。

大きく分けると3種類+1。

+1は後で言います。

 

レコーディングの3段階。

それは、

・1発録り

・オーバーダブ

・打ち込み

です。

1発録りはせーのでレコーディングする方法。

ライブに近いです。

オーバーダブとは、1つずつ重ねていく手法で、現代のバンドは大抵この手法です。

そして、オーバーダブには変わりありませんが、生楽器を使わない打ち込み。

この3つのどの手法を取るかで作品は大きく変わります。

 

そして今日の焦点は+1です。

+1とは、これです。

「修正」

あまり書きたくないっちゃないですが、最近の歌はかなり精度の高い修正が出来るのです。

だから、レコーディングが身近になって、この修正がどれだけかかっているかもなんとなく理解出来ると思うのです。

だからこそです。

こんな風に思ってもらいたいのです。

「完璧な歌が完成とは限らない」

これは賛否両論を覚悟の言葉です。

レッスンでも、完璧を目指す(または必要な)生徒さんはいて、もちろんその需要には答えていきます。

が、全部しっかり修正してしまうと、「聴き心地がよく、おもしろくない作品」になってしまうことだってあるのです。

驚きですよね。

合ってる方がいいじゃんなんて声が聞こえてきそうです。

 

もちろん全てに当てはまる訳ではありません。

ただ、レコーディングしてみると、きっとこの言葉を実感される方は多いのではないでしょうか?

だから音楽ってこんな感性が大切になったりします。

なんかいい

レコーディングされる時は、このブログのことを頭の片隅に置いてチャレンジしてもらえたら幸いです。

 

それでは!

吉祥寺・渋谷・調布のボイストレーニングスタジオ TIPPLE

青木