
こんにちは。
ボイストレーナーの青木です。
先日はまさかの雪でしたねえ。
生徒さんが自分の家の庭の写真を送ってきてくれました。
素晴らしい景色です。
埼玉の奥地から通ってくれてる生徒さんです。
ほんと、、、田舎っていいよなあ。
いや、本人に田舎と言うこと確認とってますよ。笑
私も静岡県の沼津出身です。
言うて、静岡の中では小都市に入るのかもしれませんが、まあ田舎です。
私のブログとしては、連続で歌に関したブログではないのですが、良い写真が手に入ったので旬なうちに書かせてもらいます。
今日は、田舎と都会の両方で子供時代を過ごして思うことを書きます。
このブログには2つの想いを書きます。
無駄に私の生い立ちも兼ねて。笑
実は私、田舎育ちと言っても小学校上がる前は渋谷区に住んでおりました。
小学校に上がるタイミングで引っ越したのです。
田舎に帰りたい父と、東京でぶいぶい言わせたい母で揉めて、幼少期の私に決定権を託したそうですが、私は田舎と即答しました。(たまに、まだ母にねちねち言われる)
なので、思い出すには都合がよく、あの景色の思い出は東京だから保育園時代。
あの景色からは沼津だから小学生以降と、記憶の区分けは容易いのです。
さて、田舎と都会の違い。
幼き頃の私にはどう映ったでしょうか?
一言で言えば「まるで別世界」。
一番違うのは空気と匂い。
空気が綺麗とかそう言うことでもありますが、それだけではなく人が放っている匂いが違ったのです。
これは、はっきり覚えてます。
都会はどの匂いも、少しずつ他のものが入っている。
混ぜ物みたいな感じでしょうか。
そして田舎では、匂いに混ざりがなく、そのものの匂いがする。
だから、匂いの奥にある他の匂いなどを感じないことが、都会から田舎へ来た小さい頃の私には新鮮でした。
ここがまるで別世界でした。
匂いだけではありません。
音などもそうです。
田舎には、聞いてる音の他に音がないことがあるのです。
都会には本当の「無音」にはなかなかなれないのです。
これはやはりとても新鮮でした。
もちろんこんな堅苦しく思った訳ではなく「あ、田舎なんか静か過ぎて耳鳴りするわあ」とかそんなもんです。
ただ、今日このブログで言いたかったことの1つはこれです。
小さい頃の私に、どこで暮らすかの優劣はありませんでした。
都会で暮らした方が効率が良いとか、田舎ではのびのびとか、健康はとか。
そんなものはほとんど関係なく(成長の仕方には関わりは大きいと思いますが、本人の感覚としてはです)
どちらもキラキラした夢の国そのものでした。
それは高校卒業して、音楽で一旗上げてやるんだと上京し、なんかのタイミングで幼少期住んでた「幡ヶ谷」に行った時のこと。
途中小さな公園がある緑道があるのですが、幼少期はその緑道が本当に大きく、公園も夢の国のように映っておりました。
言い方はよくないですが、大きくなってから来てみたら、なんと小さな緑道、なんと小さな公園でしょうか。。
ですが、小さい頃の私には十分過ぎるほどの「遊び場」だったのです。
田舎は、都会に比べるとやはり「遊び場」の規模が全然違います。
ボールを蹴ったらどこまでも行ってしまう広い公園。
なのに、人がいないので当たらないし、ボールを取ってくれる人もいない。笑
東京にも昭和記念公園などなど素晴らしい公園も沢山ありますけどね。
もちろん、田舎良いなあって思いはしましたけど。
ただ、別に優劣はないのです。
このブログで言いたかった2つ目のことはこれです。
子供時代のパワーはリアルを簡単に飛び越える
はい、かっこいい風には書きましたが、何が言いたいかと言えば。
良い環境なんてあまり関係なく、子供はどこでもそこを「夢の国」にしてしまうパワーがあるんだろうなって思います。
それは、昔「ルワンダの子供たち」の写真展を見た時も感じました。
東京と静岡の差で生きた私がとても言えるものではないのでしょうが、当時特に厳しい状況にあったルワンダ。
なのに、どの子供たちの目もなんともまっすぐに輝いているのです。
かわいそう。
そんな言葉も出てきます。
ですが、そうかもしれませんが、彼ら彼女らの目にはもしかしたら「夢の国」が写っているのかもしれません。
とても信じられなくとも。
私たちの心配なんて、なんのその。
素晴らしい時間を過ごしているのかもしれません。
え?
私なんでこのブログをこのタイミングで書いたのでしょうか?
書き上がって自分にびっくり。笑
んー、、
まあ、それほど良い写真だったってことでしょう。
何かを思い出しました。
題名は大好きなバンド、ハイロウズから一文字足して拝借。笑
次回からは歌のブログ多めに参ります。
あと、当分ライトなブログ書こうっと。笑
それでは!
吉祥寺・渋谷・調布のボイストレーニングスタジオ TIPPLE
青木