レコーディングって何?にお答えして

ファイル 2016-01-21 11 28 30

東京でボイストレーニングを!
吉祥寺 調布の専属!ボーカル教室 TIPPLE

青木です^^

さて、いい機会なので、
シンプルにレコーディングというものの流れをブログにしようかと思います。

よく聞く言葉ですが実際の録り方が想像出来ない人もいますよね?
本当に簡単にですが紹介したいと思います。

まず、やり方が大きく変わった時代がありました。
それは1発録りと言って、楽器の人たちもボーカルの人たちも一斉に演奏します。
ですので、やり方としては限りなくライブに近いです。

なので誰かがミスをしたり、毎回ニュアンスが変わるといったことが起きてました。
この時代の音源はテンポも一定でないものがよく見られます。
しかし、この録り方はまさに音楽であり、
「正しい」ではなく、「良い」を追求するスタイルでもありました。

しかし1967年(確か。。)にオーバーダビング、多重録音というものが広く浸透し始め、
レコーディングはがらっと様変わりしました。
要するに陸上でいうセパレートコースのような各々バラバラに走る感じです。

まず最初にクリックというものでテンポを出す。(機械なのでずれない)
それを聞きながらまずはパーカッション(だいたいドラム)
クリックとパーカッションを聴きながらベース
それらを聴きながら上物(ギターやピアノなど)
そして、カラオケのように完成されたオケを聴きながらボーカル
こうやってバラバラに録るようになりました。

やはりメリットは細かく直していけるところでしょう!
個々のベストなものを録音出来ますし、クリックが基盤なのでズレない。
今でもこだわって1発録りをする方もいらっしゃいますが、
近年、ほとんどがこの手法で録られます。

そしてバラバラの音をそれぞれお化粧して1つにまとめるミックスダウン。

最後に1つにまとまったものに更にお化粧をするマスタリング。

これでやっと音源はで上がるのです。

最近は以前より少なくなったかもですが、
ゲネプロなんてのもあって、
これをリハーサルする感じなので2倍手間がかかっていました。

考えはそれぞれですが、
個人的には完璧を目指すのは音楽の真意でもない気がするんです。
なので、私はやはりライブが好きです。

ここ最近はどんどんレコーディングも進化していき、
ミスは機械で直せるようになりました。

その代わり人気のあるアーティストの方でも、
無機質な演奏を見ることが多くなったのはとても残念です。

でもそれも時代です。
そしてすぐにまた変わっていくでしょう。

自分が衝撃を受けた時代の信念を心に秘め、
ミュージシャンは奏でるのです。

私は人間らしい音楽をし続けることが信念の一つです。

それでは

青木

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この記事を書いた人

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